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肩こりと冷え性

いつも手でもんでいるあたりにコリコリしたしこりがありませんか?
このしこりは、首や肩の筋肉が緊張した結果、血液循環が悪くなって、うっ血が起こり、筋肉の中に老廃物が溜まった状態。これが周囲の神経を刺激して、こりや痛みを引き起こすのです。

生活習慣が、「肩こり」を招いている?!

肩が重くて仕方がない。首までパンパン。頭もぼんやり……。「あー、もう肩こりなんてイヤ!」と悩んでいる女性は多いはず。
肩こりはあなたの生活習慣が招いている場合がほとんどですが、裏側に病気が潜んでいることもあるのです。“たかが肩こり”と侮らないで。
そんなあなたのために、肩こりを引き起こす要因と肩こりスッキリ解消法を紹介します。

肩こりの原因、こんな生活習慣ありますか?

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肩こり解消法~入浴法~:

血行をよくするだけでなく、身もココロもリラックスできる「バスタイム」の上手な過ごし方を紹介します。

半身浴
半身浴半身浴はみぞおちから下の部分だけお湯につかる方法です。温まるのは下半身のみですが、全身浴と同じくらい血液の循環がよくなります。また、全身浴に比べると心臓への負担が少なく、体がいつまでもじんわりと温まっている感じになりなす。
まず、バスタブに2分の1ぐらい(座ったときのみぞおちの高さぐらい)お湯を張ります。入浴時間は30分~40分。最初の10分間ぐらいは上半身が寒いと感じることがあるので、肩が冷えないようにタオルをかけて。好きな本や雑誌を読みながらじっくりと汗を流して。
肩こりだけでなく、内臓の冷え症や低血圧症にも効果的。
シャワー法
シャワーの水流を強めにして、こっていると感じる部分の筋肉に集中的にかけます。シャワーの水圧がほどよい刺激になります。また、体が温かくなったら、お湯と水を交互にかけるのも、血管の収縮がスムーズになるため、血流がアップします。
アロマバス

アロマバス精神的な疲れを癒し、ストレス解消にもっとも効果的なのが、精油(エッセンシャルオイル/アロマオイル)を使ったアロマバスです。アロマの心地いい香りは、呼吸や皮膚によって、体に取り込まれ、極上のリラクゼーションが得られます。

全身浴の場合は、湯船に精油を5~6滴、半身浴の場合は2~3滴落とします。肩こりに効く鎮痛作用のある精油は、ラベンダーカモミールスイートマージョラムユーカリなど。(妊娠中や生理中、病気の方には向かない精油もあります。使用の際にはご注意ください)
血行をよくする市販の入浴剤もあるので「今日は、寒くて冷えたから入浴剤」「今日は、上司ともめてイライラしてるからアロマ」とか、その日の気分や体調によって使い分けてみてはいかが?

肩こり解消法~ツボ療法~:

東洋医学では、肩こりを「気(生命エネルギーの通り道)と血(血液循環)のつかえ」と考えています。
「ツボ療法」で肩こりに効くツボを押してスッキリ解消しましょう!

「イタ気持ちいい」肩こりに効く4つのツボを探そう!

肩こりに効くツボは、風池、方井、風門、合谷。ツボの位置は、下の図を参考にしてください。

  1. 風池(ふうち)
    後ろ首の中央くぼみから左右二寸
  2. 肩井(けんせい)
    首の根元と肩先の真中
  3. 風門(ふうもん)
    第二胸椎の棘突起(きょくとっき)の下、脊柱の左右両側一寸五分
  4. 合谷(ごうこく)
    手の甲の親指と人差し指のまたの間

ツボひと言メモ

ツボの一寸は普通の物差しの一寸とは異なります。
あなたの手の親指と中指で輪っかをつくった時の、中指の中節の間の長さが、「あなた自身の一寸」です。

肩こり解消法~その他~:

温熱法

暖かい肩こりを防ぎ、解消するには、首すじを冷やさない、そして温めるように心がけることが大切です。
温湿布薬のほかにも、ヘアドライヤーの温風を首から肩にかけてあてたり、使い捨てカイロ、温かい蒸しタオル、茹でたコンニャクをタオルで包んで、ホット パックの代わりにしたり、身のまわりにあるものを利用して、首を温める工夫をしてみてください。くれぐれもヤケドに気をつけて。

リフレクソロジー
女性のあいだで人気のリフレクソロジーも、肩こり解消にはうってつけです。
リフレクソロジーとは、足の裏などにある反射区(ツボ)を刺激することで、血液やリンパの流れをよくし、体の中に溜まった老廃物を取り除いて、筋肉のこりも取るというもの。英国式、ドイツ式、台湾式などがあります。
アロママッサージ

アロママッサージも、もちろん効果抜群。血行をよくする効果のある精油(エッセンシャルオイル/アロマオイル)は、ジュニパーローズマリーなど。アロマの香りに包まれながら、エステティシャンの手技による心地いいマッサージが、からだと心の緊張をやさしくほぐしてくれます。

冷え性について:

手足や腰などが極度に冷えてしまう冷え性は、女性に多いと言われます。寒い冬はもちろんのこと、冷え性の人は夏でも冷えてしまいます。
冷えの原因のひとつは、体内で作られる熱=体温が、体中にうまくいきわたらないため。ちょっとした工夫で冷えはずいぶん解消されます。

冷えるポイントは3つ

暑い夏は汗をかいて体の表面から体温を逃し、寒い冬は末梢血管をきゅっと縮めて体温が逃げるのを防いでいます。 ところが、体温を作り出し保温するプロセスにトラブルがあると、体は冷えてしまいます。原因は大きく分けて3つあります。

1.熱生産が少ない(筋肉不足、栄養不足)
体温を作っているのは主に筋肉。熱生産の60%を筋肉がになっています。だから、運動不足や肥満で筋肉が少ないと、体温そのものが生産されなくなります。
ダイエットや偏食で栄養が不足している場合も、熱が生産されず体温は低くなります。
2.熱運搬が悪い(血流不足、血液不足)
心臓のポンプ力が弱かったり血がドロドロだと、血流が滞り熱が体のすみずみまで運搬されません。特に手足などの末端には熱が運ばれにくくなります。
また、貧血だと体温を作り出すための酸素が不足するため低体温です。
3.体温のコントロールが悪い(自律神経の乱れ)
気温の高低にかかわらず人間が体温を36℃前後に保てるのは、自律神経のおかげです。夏に汗をかくのも冬に手足が寒くなるのも、自律神経が体温 (特に体の中心部の体温)を一定に保とうと体をコントロールしているためです。そのため、ホルモンやストレスの影響を受けて自律神経が乱れると、体温調節 ができずに冷えてしまいます。
女性は生理や妊娠、更年期などホルモンの変化が男性に比べて大きいため、自律神経が乱れやすく冷え性になりやすいと言われます。ストレスも自律神経を乱す大きな要因です。

冷え性を改善する生活を

日常生活を改善するだけでも、冷えは楽になります。冷えの原因になる「食」「衣」「運動」「習慣」を見直しましょう。

食を改善
体温のもとになる食べ物、体を温める食べ物を摂りましょう。
筋肉を作るたんぱく質、体内で糖質に変化してエネルギーのもととなる炭水化物、血行をよくしホルモン分泌を正常にするビタミンE(ナッツ類、うなぎ、青い 魚など)、糖質を燃やすのを助けるビタミンB(豚肉、レバー、いわし、まぐろ、卵、ほうれん草、納豆など)、貧血を解消する鉄分(ひじき、豚レバー、大 豆、マグロなど)、体を温める香辛料などに効果があります。
冷たいものや水分の摂り過ぎは体を冷やします。食べ過ぎで太るのも、冷えにはいけません。
着るものに気をつける
首や足首、足裏からは熱が逃げやすいので、マフラーや靴下で保護しましょう。おなかを腹巻などで保温しておくと、その分の熱が末端にいきわたって冷えを防ぎます。
ハイヒールやきつい下着など、体を締めつけるものは血行を悪くするので身につけるならなるべく短時間に。
運動はダブルの効果
ウォーキングやストレッチなどの運動は、やったその場で体がポカポカするだけでなく、運動でできた筋肉が熱を作り、温まりやすい体に改善してくれます。まずは腰掛けているときに足首を回すことを始めてみましょう。
お風呂、エアコン、ストレスのこと
・お風呂が冷えにいいのは周知のこと。40℃くらいのぬるめのお湯で半身浴、お湯につかって冷たい水をあびる交互浴、足首から先だけ温める足湯な ど、とにかく体の表面ではなく「血液」を温めるつもりでじっくりつかります。そしてお風呂上りはすぐに靴下をはき、服を着て、末端からの熱の放出を防ぎま す。
・エアコンを生活から排除するのは難しいことですが、温度をこまめに調節したり長時間あたらないように注意しましょう。なるべく自然の気温に近づけ、自律神経の体温調節能力を鍛えてください。
・家にいても外に出ても、現代人にストレスはつきもの。自律神経はストレスの影響を大きく受けます。リラックスする自分なりの方法を見つけて、ストレスを解消するのも大事なことです。