正しいスキンケア Skincare Facial Pack – フェイスパックについて 思わず目で追ってしまうきれいな肌。基本の知識を知りきちんとお手入れすればいつしかそれはあなたのものに。 パックについて: パックの効果って 週1パックのおすすめ パックを使うタイミング&コツ 1.フェイス パックの効果って? 普段のお手入れと違う、フェイスパックならではのスペシャル効果とは。肌を覆って密封する機能が、パックケア一番の特徴です。そうすることで、閉じこめられた肌の温度と湿度がじわじわアップ。肌表面がほぐれ、さらに肌の奥の血行も促進されます。フェイスパックに含まれた美容成分の浸透力もぐんと高まります。 フェイスパックのタイプ別の特徴 ふきとり&洗い流しタイプ密封による肌の温度&湿度アップで、こわばる肌表面が柔らかくほぐれる。塗るだけでは浸透しにくい、多種多様な濃厚美容成分の浸透力が高まる。*なかでもクレイベースは、使われている泥の種類によって、しっとり保湿タイプと、さっぱりお掃除タイプにわかれるので注意。 トラブル解決の得意分野 → 乾燥や血行不良によるくすみ。美白ケアや、疲れた肌への栄養補給 ピールオフタイプ乾くまでに肌をギューッと緊張させることが適度な刺激となって、新陳代謝アップ。パックに含まれる吸着成分が、余分な皮脂や角質をオフ。同時に保湿成分を適度に補給。最後にはがすとき、余分な角質や皮脂を取り除く、肌のお掃除効果がダントツ。 トラブル解決の得意分野 → 角質のけばだちや過剰皮脂によるくすみ。角栓によるざらつき。など シートタイプべたつきを感じることなく、みずみずしい水系のうるおいを大量に補給できる。固形ゼリーを貼る湿布タイプは、手や肌が濡れず、密着感も高いので、気軽にいつでもケアしやすい。 トラブル解決の得意分野 → みずみずしいうるおいの補給。小ジワ。乾燥によるハリ感のなさ。美白の悩み。など ポイント限定ケアタイプピンポイント用なので、シワ対策のこってり濃厚な成分や、皮脂対策の非常にさっぱりした成分まで、より効果を絞った特殊成分を配合できる。目元のクマ、小鼻の角栓といった、部分的な悩みをずばりケア。 トラブル解決の得意分野 → 目元の小じわ、クマ。口元の乾燥、小じわ。小鼻の角栓。Tゾーンの過剰皮脂。頬の毛穴目立ち。など 洗顔&老廃物除去タイプ余分な角質や皮脂を科学的に溶かし出す成分を配合することで、洗顔以上のディープな老廃物除去効果を発揮。とくに新陳代謝が鈍くなった肌を、再び活性させる効果も大。 トラブル解決の得意分野 → 余分な角質や皮脂によるくすみ。肌のごわつき。血行などの代謝不良。など 2. 1週間分の疲れと汚れをリフレッシュ!フェイスパックできれいになぁれ! 楽しみながら、いろんなタイプのフェイスパックを試してみよう:パックのタイプに関わらず、一番多いのは洗顔後すぐの清潔な肌。ただし、アイテムによっては化粧水や乳液の後だったり、お手入れの最後という場合もあるので、各商品の説明書を参照に。 フェイスパックの種類 最後にはがすピールオフタイプ塗った後、しばらくすると乾いて膜になり、それをはがすことで効果を得るタイプ。透明なゼリータイプや、こっくりとしたペーストタイプなどがあります。はがすときに、ばりばりっと音がしそうな強力タイプから、やわやわと優しくはがれるソフトタイプまで、感触の幅は意外に広め。皮脂や余分な角質を取り除く成分の他に、くすみを解消する保湿成分なども配合され、さまざまな効果を発揮します。 ふきとり&洗い流しタイプクリームやゼリー、ムースベースを肌に塗り、数分経ったらふきとり、もしくは洗い流しをして終了するタイプ。カスタードクリームやシャーベット、ハチミツ質感など、ユニークな肌感触が多いのも特徴のひとつです。油性と水性にかかわらず、濃厚な美容成分を配合できるので、美肌効果が抜群。またその美容成分を、肌の奥深くまで補給する効果に優れています。 ローションや美容液がしみこんだシートタイプ不織布などにローションや美容液がしみこんでいて、それを肌にのせてパックにするタイプ。コットンや顔型のシートにローションを浸して即席パックにする場合も、このタイプにあてはまります。ほかに高分子固形ゼリーがはりついた、湿布タイプも急増中。なによりこのタイプは、お手入れを終えた肌にみずみずしいうるおいを即時実感できます。さらにはダメージを受けている肌に対し、他のパックにくらべて刺激が少ない点も特長です。 ポイント限定ケアタイプ大人気を博した小鼻の角栓をごっそり取るシートパックのように、ピンポイント限定のパックです。小鼻以外には、目元専用パックがおなじみ。他にもTゾーンのオイルオフ用や、口元や頬の保湿やシワ対策まで、いろいろあります。形状はそのポイントに合わせた形のシートタイプの他に、フィット感の高いクリームやジェルタイプが主流。変わったところでは、眉間のシワととる専用パックも密かな人気。 洗顔&老廃物除去タイプパックの中には、洗顔作用を持つタイプがあります。その使用方法は、しばらくおいてから洗い流すものや、マッサージするものなどいろいろ。酵素や皮脂吸着成分、あるいは角質除去成分などが含まれ、肌表面にたまった老廃物をしっかり取り除く効果に。他にスクラブ入りのパックやゴマージュタイプも、余分な角質をきっちり取り除くことから、おなじく洗顔系タイプとしてあげられます。 ☆効果についても確認してみる>> 3. フェイスパックの使うタイミングとコツを知ってもっと美肌に フェイスパックを使うベストタイミング:パックのタイプに関わらず、一番多いのは洗顔後すぐの清潔な肌。ただし、アイテムによっては化粧水や乳液の後だったり、お手入れの最後という場合もあるので、各商品の説明書を参照に。フェイスパックを使う頻度:肌の代謝サイクルから考えて、週に1度くらいがだいたいの目安。とくに使いすぎを注意したいのはピールオフタイプ。また毎日してもいいのはローション系のシートパック。 フェイスパックタイプ別、コツとタブー 最後にはがすピールオフタイプムラができないよう、均一の厚さに塗る。乾きにくい部分から塗りはじめる。(肌温度によって乾く時間に差あり。頬や額など、人によっても違います) ×タブーはがす満足感が高いため、ついつい回数多くやりすぎる弊害も。やりすぎると必要な角質まではがれてしまい、肌アレやカブレの原因に。また、かえって毛穴が目立つトラブルにも。 ふきとり&洗い流しタイプ変質を防ぐため、清潔な手、あるいは付属のスパチュラでパック剤をとるようにする。お風呂の湯船で使うと、蒸気と温度の高さによって効果倍増。洗い流しも楽。 ×タブー時間をおきすぎると、乾きすぎで肌にこびりつき、なかなか落ちにくくなります。肌への負担もかなりキツイものに。ただし、「夜塗って朝までそのまま」というタイプに関しては、長く塗ったままにしても大丈夫です。説明書にあるパックの所要時間は意外に重要なのです。 シートタイプ水溶性の美容液などをあらかじめ塗っておくと、パックへのプラスワン効果に。分封タイプなら、使う分だけを冷蔵庫で冷やしたり、お湯で温めたり。その応用使いも快感度を高めます。 ×タブー一度使ったシートを繰り返し使うのは、雑菌の繁殖などによりカブレの原因に。シートは使い切りが鉄則。 ポイント限定ケアタイプ使う範囲が狭いので、お手入れの手間が楽。朝のメイク前の救急ケアにもおすすめです。パソコンを使いながらなど、何かしながらケアにも最適。 ×タブーその部分に特化した成分が配合されているので、他の部分に使うとトラブルの原因になることも。他の部分に使う場合は、よく感触をたしかめたうえで検討してみて。 洗顔&老廃物除去タイプ洗顔かわりになるものが多いので、お手入れのステップが増えないメリットも。ほとんどがお風呂場で使うことから、習慣にしやすく、手間も楽。 ×タブーひんぱんに使いすぎると必要な角質や皮脂まで落とすことがあり、肌あれの原因に。説明書に書いてある使用頻度を必ず確かめて。 文・すぎの久美 イラスト・Milky