Q6
産後4週間近くになりますが、いまだに会陰切開の跡が痛み、今後の生活に影響がないかと心配です。また、いつまで洗浄綿を使えばいいのでしょうか?
まずは毎日マッサージをしてみましょう
現在は昔に比べ、会陰切開の縫合はかなりていねいに、そして見た目にもきれいに施されるようになりました。そのため、後々まで痛みを訴える人はかなり少なくなってきてはいるのですが、なかには産後3~4か月経っても痛みを感じる人はいますよ。この痛みは、固くなってしまった縫合跡とその周囲をマッサージすることで、かなりよくなるんです。縫合跡というのは、つまりは傷跡なわけで、傷というのはリハビリがとても大事なのです。ましてや会陰の周囲は、セックスのときに一番感じる大切な部分ですから、もみほぐして違和感をなくしていかなくてはいけません。
まずは、毎日お風呂に入ったときに、自分でマッサージを繰り返してみてくださいね。それでも痛みがとれない場合は、医師に相談してソフトレーザーでの治療を受けるという方法もあります。これはソフトレーザーを照射することによって縫合跡周囲の血液循環を促す方法で、1カ月くらい治療を続ければ、ほとんどの人の痛みが消えますよ。
また、洗浄綿についてですが、血液の混ざった悪露(おろ)がなくなるまでは続けましょう。家のトイレがウォシュレットの場合は、そちらを利用したほうがベターかもしれません。
それから、これは大切なことですが、あなたは会陰切開の跡の痛みを恐れてセックスを避けてはいませんか? セックスを避ければ避けるほど、痛みに対する不安が大きくなっていき、それがセックスレスにつながるケースもあるのです。ですから、最初はちょっと痛いかもしれませんが、ゼリーを使うなどの工夫をして、なるべく積極的にセックスするようにしたほうがいいでしょう。
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