Q4
妊娠42週を過ぎると胎盤機能が低下し、出産予定日を過ぎても赤ちゃんが産まれないと危険だと聞きました。どれぐらい過ぎると危険なのでしょうか?
出産予定日から2週間を過ぎると危険性が高くなる
「出産予定日」はその算出の仕方によって異なってくるのが前提となります。それを踏まえた上で、「出産予定日をどれぐらい過ぎると危険か」について説明しましょう。
まず、妊娠37週~42週まで(出産予定日の前3週間と後2週間)を正期産といい、この期間であればいつ出産しても異常ではありません。ですが、妊娠42週を過ぎると、つまり出産予定日から2週間を過ぎると危険性が高くなります。それは胎盤の機能が低下してしまい、出産そのものが難産になりやすくなったり、赤ちゃんに栄養がいっても酸素不足が起こったり、感染が起こりやすくなったり、ちょっとした陣痛にも赤ちゃんが耐えられなくなって胎児仮死になる可能性が高くなってしまうからです。
ですから出産予定日が近くなってからは、だいたい毎日、ないしは2~3日おきに、赤ちゃんにストレスを加えずに赤ちゃんの心拍をモニターしたり、お母さんの血液やお小水を検査して、胎盤機能の低下がないかを見ていかなくてはなりません。そして場合によっては、誘発剤を投与して誘発分娩を行なったり、帝王切開を行なったりする可能性もあります。
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