Q3
先日、妊娠していることがわかりました。出産予定日はどうやって算出するのですか?
算出の仕方によって出産予定日は異なる
出産予定日(分娩予定日ともいいますが)の算出方法ですね。今は、妊娠の早い時期に経膣(けいちつ)超音波で胎児の心拍を認めて出産予定日を算出することが多いのですが、ほかに最終月経から予定日を算出する方法があります。この方法では、最終月経の始まった日から280日目が出産予定日として算出され、実際には次のような計算をします。
まず、出産予定日の月については、最終月経が始まった月に9を加えます。それが13以上になる場合には最終月経が始まった月から3を引きます。日については、やはり最終月経の始まった日に7を加え、それが月の最大日数を越えた場合には次の月に繰り入れます。例えば最終月経の始まった日が1月1日ならば、出産予定日は10月8日になるという具合です。
出産予定日を最終月経から算出するには
例)最終月経が1月1日に始まった場合:
出産予定「月」・・・ 1+9=10 ⇒10月
出産予定「日」・・・1+7=8 ⇒8日
出産予定日 10月8日
しかし、この算出方法は月経周期が28日の人を基準とした統計的なものであり、あくまでも予定日でしかありません。月経周期が不順な人は予定日がずれてくるのは当然ですし、28日周期の人だとしても、排卵日に受精したとは限らないのです。また、月経不順の人のなかには、妊娠6カ月頃になるまで妊娠に気づかないという例もあります。そういった人は最終月経がいつだったかも覚えていない場合が多いので、その時点での胎児の大きさや状態から出産予定日を推測するしかありません。以上のような理由から、出産予定日は算出の仕方によって異なってくるということが前提になります。
関連情報:
妊娠日めくりカレンダー:
妊娠日めくりカレンダーはママ(妊婦)の症状、赤ちゃん(胎児)の発育と成長を280日めくりでアドバイス。最終月経日・出産までの情報が満載。
妊娠月数カレンダー(妊娠1ヶ月〜10ヶ月):
妊娠の経過はママ(妊婦)の症状、赤ちゃん(胎児)の発育と成長を妊娠1ヶ月から妊娠10ヶ月まで月ごとのアドバイスにまとめたものです。
妊娠中の体重管理:
妊娠中の体重増加の目安がどのくらいまで?太りすぎ、痩せすぎのリスクなど、健やかな出産のために、必ず知っておきたい妊娠中の体重管理、妊娠中体重増加の目安、食生活のポイントをチェック。
妊娠中の食生活ナビ:
妊娠中は赤ちゃんのためにも妊婦の体のためにも、特に食生活には気をつけたいもの。妊娠前期・中期・後期の時期別に、食生活のポイントや、特に摂取したい栄養素をご紹介します。