Health

腸の健康、おなか力

腸の健康、おなか力は健康のかなめ。その機能がパワーダウンするとカラダのあちこちにトラブルとなって表れてきます。お通じがすっきりしない、疲れがとれない、肌が荒れる…あなたが感じるカラダの不調は、実はおなかからのシグナルかも。 そんなシグナルを感じているあなたに、”おなか力”がアップするポイントをお教えしましょう。腸の健康、おなか力をつければ、あなたもパワーアップ!!

腸の健康、おなか力をアップして、カラダのトラブルをなくすにはどうすればいいの?そのカギとなるのが、腸の中の善玉菌と悪玉菌(*)。ポイントはこの善玉菌と悪玉菌バランスを調整すること。増えすぎてしまった悪玉菌にサヨナラするのと同時に、善玉菌を増やしていきましょう!おなかが変わればトラブル知らず、あなたも変わる!!

*善玉菌――乳酸菌・腸内ビフィズス菌など、悪玉菌――大腸菌・ウェルシュ菌など

まだまだ元気?それとも最近バテてる?カラダのちょっとした不調も実は不健康な腸、おなかからのSOSシグナルかも。まずは、あなたの今の腸の健康、おなか力”チェックしてみて!

腸の健康・おなか力チェッカーにようこそ!あてはまる項目に「はい」と答えてください。

1. 常に寝不足気味で眠い?
2. 吹き出物・ニキビ・シワ・くすみ。肌が荒れて冴えない?
3. 口内炎になりやすい?
4. 口臭が気になる?
5. 肩こり・頭痛・冷え性。どれかひとつでも悩んでる?
6. 疲れやすくなった、風邪をひきやすくなった?
7. おなら、クサい?
8. 便秘もしくは下痢がち?
9. トイレ時間が長い?(常に5分以上なら長いかも!)
10. 美しい便の条件「黄土色」「バナナ状」「あまりクサくない」を クリアできてない?
11. お酒に弱くなったり、翌日までひきずるようになった?
おなか力仕組み

腸の健康、おなか力がダウンするとどうなる? 不健康なおなかが及ぼすカラダの不調を、おなかの中に入ってのぞいてみましょう。腸の健康、おなか力の仕組みがわかれば、対処法も見えてくるかも。

おなか力仕組みマップ

仕組みボート呼吸や食べ物などを通して、雑菌やO-157などの病原菌は侵入してきます。外から帰ってきたらうがいをする、手を洗うなどは、子供でも知っている予防の基本。調理をする時の衛生管理も大切ですね。でもどんなに対策を立ててももさるもの。病原菌は、そんな防御の壁をくぐり抜けてやってきます。どうする?

悪玉菌胃に到達すると、胃酸という強力な武器で迎えうつ!ここである程度の雑菌や病原菌を倒すことができますが、これにビクともしない(菌)が「食中毒」などの形で私たちのカラダを攻撃してきます。特に、胃酸にはビクともせずに住みつくことができる、手強い「ピロリ菌」の凶暴さは深刻。「潰瘍」「胃炎」「ガン」などの破壊行為に深く関わっており、そのダメージは恐ろしいです

悪玉菌と善玉菌バランス胃酸をくぐり抜け、奥へと進む”敵”(菌)を腸の住人である「善玉菌」と「悪玉菌」*に動揺が広がります。ここで差が出るのが”腸の状態”。お互いの生活領域をしっかり保ってその力関係もつり合いが取れていれば、少しくらいの動揺はダメージになりません。しかし、もともと”おなか力”、腸の健康がダウンしていると「悪玉菌」がのさばる劣悪な環境だと悪玉菌が大暴れ状態に!ここぞとばかりに「悪玉菌」が”敵”(菌)に加努、悪玉パワー全開で「善玉菌」を追い出していきます。

*善玉菌=乳酸菌・腸内ビフィズス菌など・悪玉菌=大腸菌・ウェルシュ菌など

悪玉菌と善玉菌「悪玉菌」が優勢になると、動物性タンパク質や動物性脂質などをエサにますます勢力を拡大、毒素という破壊兵器を作り出していきます。そのダメージは「便秘」「下痢」「おならや便の強烈な悪臭」をはじめ、「ガン」などの深刻なつめ跡を残す場合も!さらにはこの毒素が腸の壁から体内へ入り込み、「悪玉菌」の悪行の波紋は血液にのってカラダ中に広がります。まさに、悪がはびこる状態。「肌荒れ」「疲れが取れない」「頭痛」「めまい」「肩こり」「風邪をひきやすい・治りにくい」などのトラブルを起こす犯人の一人は「悪玉菌」だった。

善玉菌腸の健康、おなか力があると、「善玉菌」が活躍!「悪玉菌」の作り出す毒素を分解したり、乳酸・酢酸などの武器を作り出して悪玉パワーに立ち向かいます。これには流石の「悪玉菌」もタジタジ。また、免疫(カラダの特殊部隊)を激励、盛り上げて能力をアップ!この闘いっぷりは頼もしい限り、「善玉菌」+「免疫」で菌を攻撃し体を守るのです。

悪玉菌

おなかの中の悪玉菌を完全になくすことは不可能。でも、その数を抑える対処法で悪玉菌の影響は少なくなるのです。

生活習慣・食事習慣を見直す

不規則な生活時間・食事時間、睡眠不足、暴飲暴食や栄養バランスを崩す偏食などが善玉菌を減らしていきます。そうすると反対に勢力を拡大してくるのが悪玉菌。また、動物性たんぱく質や動物性脂肪を多く摂りすぎると悪玉菌はそれをエサにして増えていきます。

まずこの2つの要因を取り除くこと、つまりあなたの今の生活習慣と食事習慣を見直すことから始めてみましょう。

ストレスを軽減する

仕事や人間関係、育児などで感じるストレスが自律神経のコントロールを乱し、 胃酸の分泌が減少します。そのため胃や腸の酸度は低下してしまいます。ふだんは強い酸性の状態だから悪玉菌を死滅させる事ができても、酸度が弱くなったら悪玉菌もどんどん増えてしまいます。

またストレスが原因で、腸の蠕動(ぜんどう)運動も低下し便秘の原因となることも。現代の環境ではストレスをなくすこと自体が難しいのですが、ストレス源を取り除くよう努力したり、自分に合ったストレス解消法を見つけるようにしましょう。

すっきりサヨナラできる食事

すっきりサヨナラメニューのポイントは水分と食物繊維。腸の大敵、便秘を解消します。便秘は、腸の中に便が長く留まることで腐敗が進み、悪玉菌が増えて、からだに有害な物質を産み出す原因。水分は腸を刺激して蠕動(ぜんどう)運動を促し、たまっていた便を排出します。そして便もこの水分を吸収してかさが増し、内側から腸の壁を圧迫するので、便意を感じる事になります。 食物繊維は腸の有害物質だけでなく、摂取しすぎた脂肪もからめてとり、体外に排出してくれるスグレもの。水分も一緒に摂ると食物繊維のかさがさらに増えて、からめとるパワーがアップします。

<水  分>ミネラルウォーターなどを1日1リットルを目安にたっぷり飲む

<食物繊維>ごぼう・さつま芋・とうもろこし・しめじ・こんにゃく・海草・バナナ・
りんごなどに多く含まれる

善玉菌

赤ちゃんの腸の中は善玉菌である腸内ビフィズス菌でいっぱい!そんなおなかに少しでも近づきましょう。

善玉菌を増やすヨーグルト

ヨーグルトは、もともと腸の中に存在している善玉菌を増やし、悪玉菌の増殖を防ぐのに一番効果的な食品です!また最近では、からだの免疫力を高めたり、胃の病気に関係のある病原菌を減らしたりするなどの効果にも注目が集まっています。

  1. 善玉菌が増える-
    ヨーグルトに含まれている乳糖が善玉菌のエサとなり、どんどんとその数が増えていく
  2. 悪玉菌の増殖を防ぐ-
    ヨーグルトに含まれている乳酸菌が悪玉菌を排除する乳酸・酢酸などを作り出して、腸の中を酸性に保ち、善玉菌にとってうれしい環境に整備する。

どんなヨーグルトを選ぶ?

様々な製品があるヨーグルト。その中から”善玉菌を増やす効果のあるもの”を選ぶポイントは、乳酸菌です。乳酸菌の種類は何千種!大別すると、胃酸をくぐり抜けて生きて腸まで届くものと、そうでないものに分けられます。善玉菌を増やすには、生きたまま腸に届く乳酸菌が入ったヨーグルトが理想的。そしてこのような乳酸菌の中には、強力な吸着力である程度の期間、腸に住みつき、その効果を発揮するものもあります。”プロバイオティクス”(生きたまま腸に届き、からだに良い影響を与える微生物)というキーワードを探してみて!

<生きて腸まで届く乳酸菌>
LC1菌、アシドフィルス菌、LG21菌、ビフィズス菌(BB536)、ヤクルト菌 など

ヨーグルトパワーを持続する

生きて腸まで届く乳酸菌の入ったヨーグルトは、一定期間、腸に留まって役割を果たしたら、他の食物と同じように排泄されていきます。だからその効果を持続するためには、毎日食べることが理想的。できれば2日に1度は食べましょう!1回の量は100~150gが目安です。

”赤ちゃんのようなおなか”を目指そう!