子どもの病気事典

子どもの病気事典 – 鼻涙管閉塞

子どもの病気事典 鼻涙管閉塞 幼児・こどもの病気・症状・ケア

子どもの病気事典: これだけは知っておきたい、子どもがかかりやすい病気を紹介します。 小さな変化も見逃さないよう、 ふだんから注意深く確認して、症状とケアをチェック。 いつもと違う見慣れないしぐさや症状を発見したら、すぐ医師に相談しましょう。

鼻涙管閉塞って?

鼻涙管閉塞は涙は眼から鼻涙管という管を通り、鼻の中へ捨てられます。この涙が通る管が生まれつき閉塞しているのが、鼻涙管閉塞です。
「涙目」とも呼ばれます。

何歳位でかかるの?

新生児から乳児期早期に見られます。

症状は?

鼻涙管がつまっているために、涙が目に溜まります。この管のなかで細菌感染を起こすと、目やにが出ます。
目やにが多く、ふいても目やにがたまる場合や目がはれ、目頭を押すと膿が出るようなら、先天性鼻涙管閉塞の可能性を考えます。

治療法・予防法?

鼻涙管に水を通したり、抗生剤の目薬を3カ月ほど続けます。それでも通りが良くならない場合は、細い針金で鼻涙管を広げる治療を行います。

お家でのケア方法?

目やにが出ている場合は、清潔なガーゼをお湯に浸してまめに拭いたり、目薬を使います。

頻度?

たまにある

監修:鈴の木こどもクリニック院長、鈴木 博