子どもの病気事典

子どもの病気事典 – 筋性斜頸

子どもの病気事典 筋性斜頸 幼児・こどもの病気・症状・ケア

子どもの病気事典: これだけは知っておきたい、子どもがかかりやすい病気を紹介します。 小さな変化も見逃さないよう、 ふだんから注意深く確認して、症状とケアをチェック。 いつもと違う見慣れないしぐさや症状を発見したら、すぐ医師に相談しましょう。

筋性斜頸って?

筋性斜頸は赤ちゃんの首のつけ根(胸鎖乳突筋)に、硬いごりごりしたしこりができます。このため首が左右どちらかに傾き、いつも同じ方向を向くようになります。

何歳位でかかるの?

分娩外傷が関係するといわれており、生後1週から認められ、生後3週で一番大きくなります。その後、退縮していきます。

症状は?

しこりのある側に首を傾け、反対側ばかり向くようになります。赤ちゃんが自分で首を動かせるようになると、しこりは目立たなくなっていきます。

治療法・予防法?

1歳を過ぎても治らず、症状がひどい場合は、整形外科医が手術をすることもあります。

お家でのケア方法?

斜頸の子どもは、いつも同じ方向を向いて寝てしまいがちなので、頭の下にドーナッツ枕やタオルを敷くなどして、頭の向く方向がいつも同じにならないように配慮しましょう。

頻度?

たまにある

監修:鈴の木こどもクリニック院長、鈴木 博