子どもの病気事典

子どもの病気事典 – 急性中耳炎

子どもの病気事典-急性中耳炎 幼児・こどもの病気・症状・ケア

子どもの病気事典: これだけは知っておきたい、子どもがかかりやすい病気を紹介します。 小さな変化も見逃さないよう、 ふだんから注意深く確認して、症状とケアをチェック。 いつもと違う見慣れないしぐさや症状を発見したら、すぐ医師に相談しましょう。

急性中耳炎って?

急性中耳炎?風邪をひいてのどが炎症を起こすと、病原細菌の増殖が起こります。一度咽頭~鼻腔で増殖した細菌が、のどの奥の耳管開口部から中耳に到達し、中耳に炎症を起こす病気です。

何歳位でかかるの?

乳幼児に多く見られますが、6歳を過ぎると頻度は減ってくるようです。

症状は?

中耳炎を起こすとまず耳が痛み、発熱します。鼓膜が急激に炎症を起こし、膿が貯留すると破れて耳だれが出てきます(耳漏)。
痛みを訴えられない赤ちゃんは夜泣きがひどくなったり、しきりに耳を触ったりします。

治療法・予防法?

急性中耳炎は細菌が病原体になっているので、抗生剤で治療します。中耳に水がたまっている状態(滲出性中耳炎)になれば、水を抜く去痰剤などが投与されます。

お家でのケア方法?

風邪をひくと、鼻やのどの奥の細菌の増殖をうながすので注意しましょう。子どもの耳管は太くて短く水平なため、中耳炎になりやすいといわれています。

頻度?

よくある

監修:鈴の木こどもクリニック院長、鈴木 博