仕事

監査役員として、どうしたら良いか

兄の販売会社に監査役員として在籍して6年になります。45歳です。社員たちとは、表面的には良好です。ただ長年の非合理的な習慣を改善するには、古参の 圧力が強くて、思うように前へ進めません。業績は低迷し、社員の士気も低下し、若い人がなかなか本音を言わなくなっているのが、悲しいです。
  私自身の力不足を感じていますが、通院をしながらの勤めなので、あまり無理がききません。一部の幹部やパート社員から、やっかみで、たくさんもらってるん だろうと言われたり、やさしい人だからやっぱりダメなのよね、とか陰でいわれているのを耳にします。私自身の気の弱さ、押しの弱さ、すべて自信の無さから でているような気がします。パート社員でもそれなりの派閥をもつ何かがあるのに、わたしにはそういう人間的魅力に欠けているのかなと落ち込むときがありま す。
 社員をひっぱって理想を追求する厳しさを持ちたいけれど、体力に自信がない、けれどもみんなには喜んでもらいたい、そのためにはどうしたら良いかと考えています。


熱意と信念を示して

あなたの希望を整理すると、社員の士気を上げ、風通しの良い職場環境を作り、結果と して業績を上げたいということですね。素晴らしいことだと思いますが、そこで検証。

①社長はどうしたいと思っているのか
  今の会社の現状をどう把握し、どうしたいと思っているのか、社長の意向を確認するこ と。それがないと古参の人たちの改革は難しいでしょうね。
②あなたの熱意と信念の確認
  きっと歴史のある会社なのだと思いますが、多分、マンネリ化し、新しい時代に意識改革が伴っていないまま今までやってこれた。幹部社員に危機感がないので しょう。そんな風土を変えようと思うなら、人間的魅力だの体力に自信がないなどと言っているようでは無理。会社の風土を変えるって”死に物狂いの大仕事で すぜ。”
 まず、あなたに何が何でもやってやる、という熱意と信念があるか。社員に好かれようなんて思っているうちはだめ。たとえ、社員の間に入って話を聞いたり相談に乗ったりしたって、それは表面的なこと。そんなことで社員の心が動くとは思えません。
  あなたの役割は社員に好かれることではなく、会社の職場環境を良くすること。結果を出すことです。だとしたら、社員の顔色を見るのではなく、社内の現状を 見なければ。どんな状況でどんな問題が起こっているのか。業務、顧客、労働条件、システム、人間関係など様々な観点からの現状分析が必要でしょうね。社員 にとっては、あなたがいい人であろうとなかろうとそんなことは二の次、あなたを仲間にしようとなんて思っていないのですから。だってあなた役員でしかも社 長の妹。そもそも全く立場の違う人間なのです。社員があなたに期待するとしたら、それは役員として動いてくれる人、結果を出してくれる人なのです。あなた はきっと社長にも社員にも遠慮して、自分の立場や役割が明確になっていないのではないですか。あなたが自分に自信があろうがなかろうが、社員にとっては関 係のないこと、役員としてするべきことをしてくれれば良いのです。

 私が常に管理職の人たちに言っているのは、”部下から好かれようなんて思うな”。立場が違うのですから、厳しいこと を要求するのは当たり前。悪口、影口を言われることなんて当たり前。そんなことで傷ついていたら管理職はできません。でもその管理職がなぜそういうことを するのか、言うのか、その方向性と一貫した信念を示せば、部下は最終的にはついてきます。

  どうしたら好かれるかではなく、社内改革には何をすべきか、それを考えるのが、今あなたに求められていることだと思います。時間はかかるけれど、やるだけのことはある。頑張って!

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