仕事

年間契約社員の年収交渉

1年契約で部署を任されています。年間契約社員として働いて勤続15年になります。
  年間売上約1億。粗利は約36%。部下もアルバイトの雇用もすべて、私にお任せ状態です。会社は何も手伝ってくれません。毎月数字のチェックのみ。1ヶ月の平均労働時間は180時間。正社員は9時から5時半までの就労で、完全週休2日制。私には有休も無ければ基本給以外の手当ては一切無し。もちろん賞与もかなりの差。正社員は年間6に対して私は年間1。
 今、継続の交渉中なんですが、賞与年間5を要求したら、会社側から年間2の回答。納得いかなくて、怒ってます。売上1億あげてるのに、私の年収は現在たったの390万。これって割に合わない!会社側は私が退職をしたら、この部署をやめてしまうしか方法は無いと言います。正社員の誰も、むずかしくて出来ないという事を認めています。なのに、賞与たったの2と言う答え。
  退職はしないだろうと甘く見られているようです。私はもう、いい加減利用され続けるのはいやで、この会社側の回答にYESの返事はしたくありません。うまく交渉をしていきたいのですが、どうしていけばいいのでしょうか?せめて年収390万を600万近くまでもっていきたいのですが…。だって自分1人の力で会社に純利益3600万あげてるんですもの。くやしくって…一般の会社において、年間契約社員の交渉でプロ野球選手のような契約は出来ないものなのでしょうか!?
  働く気力がうせてしまって…実際この営業成績で年収いくらくらいまで交渉の余地があるものなのでしょうか?


ポイントをよく理解した上で交渉に臨むこと

 そうですね。会社はあなたが辞めないとタカをくくっているのでしょうね。勤続15年でどうして今まで正社員にならなかったのでしょうか?そこまで成績を上げている人に対して、どうしてそういう状態が続いているのか、ちょっと理解に苦しみます。
 さて会社と交渉するにはまずきちんと頭の中を整理しておくこと。

(1)     売上と利益について:

年間売上1億 粗利36%
通常粗利とは売上高から売上原価を引いたもの
売上高-売上原価=粗利益
売上原価とは企業が取り扱う商品そのものの費用です。
粗利から販売費及び一般管理費を引いたものが営業利益です。
粗利-販売費と一般管理費=営業利益
販売費及び一般管理費とは、人件費(給料、厚生年金、福利厚生費、労災保険、交通費)、事務所家賃、光熱費、広告宣伝費、交際費、交通費、通信費(電話、郵送など)、配送費、 事務消耗品費など目に見えないけれども発生している諸々のものがあります。
そして営業利益から、銀行の利息や手数料などを差し引いたものが経常利益となるわけです。さらにこれから法人税などを引いて純利益となります。

(2)     給料について:

あなたの年俸が他の人と比べて(あなたの部署において)どれくらい低いのか。あなたは契約社員なのですから、賞与で他の人と比較するのではなく、比較すべきは年俸でどうかということです。

(3)     有給休暇について:

有休がないということですが、有休は労働基準法に基づいて正当に取れる権利です。これについては断固会社に請求すべし。勤続15年の場合で8割以上の勤務があれば、たとえ契約社員であっても年間20日は取れます。

 以上のポイントをよく理解した上で交渉に臨むこと。漠然とした被害者意識では交渉に はなりません。あなたにどんなに実力があっても、組織は一人では回りません。あなたが成績を上げるために見えないところで援助をしている人たちがいることも忘れないようにしてください。

 実際にあなたの実績と年俸の390万が妥当なのかどうかはわかりませんが、もし、交渉がうまくいかずそれが不満であるなら、自分をもっと高く買ってくれるところを探すことです。私自身は何が嫌いって、文句言いながらそこにいること。そこにいるなら腹をくくってそこでベストを尽くす。それが出来ないなら別の場所をさがす。他がないので仕方なしに文句をいいながら居つづけるなんて、自分にとっても会社にとっても決してプラスにはならないでしょう。

 以上のことを良く考えて、自分が納得できる数字を会社に提示されたらいかがですか。 もしあなたの中で辞める覚悟が出来ていても、それは表には出さないこと。受け入れられないなら辞めますという態度は、決して気持ちの良いものではありません。脅しと同じですよね。最終的な内容にどうしても納得いかなかったらその時初めて、「大変残念ですが、では辞めさせていただきます」と最後の最後に言うこと。会社と喧嘩するのではなく話し合うという姿勢で臨んでくださいね。

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