肩こりと冷え性
いつも手でもんでいるあたりにコリコリしたしこりがありませんか?
このしこりは、首や肩の筋肉が緊張した結果、血液循環が悪くなって、うっ血が起こり、筋肉の中に老廃物が溜まった状態。これが周囲の神経を刺激して、こりや痛みを引き起こすのです。
生活習慣が、「肩こり」を招いている?!
肩が重くて仕方がない。首までパンパン。頭もぼんやり……。「あー、もう肩こりなんてイヤ!」と悩んでいる女性は多いはず。
肩こりはあなたの生活習慣が招いている場合がほとんどですが、裏側に病気が潜んでいることもあるのです。“たかが肩こり”と侮らないで。
そんなあなたのために、肩こりを引き起こす要因と肩こりスッキリ解消法を紹介します。
肩こりの原因、こんな生活習慣ありますか?
当てはまるものをクリックしてください。
① 首すじやえりぐりの開いた服装が多い」?
①「首すじやえりぐりの開いた服装が多い」を選んだあなたは・・・
首を温める服装を心がけて
首を冷やさず温める工夫をしましょう。えりが大きく開いた服を着るときはスカーフでカバー。
首が冷えるまとめ髪やポニーテールなどは避けて。
使い捨てカイロやヘアードライヤー、暖かい蒸しタオルで体の表面を温める方法もあります。
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→~入浴法~半身浴・シャワー法、~その他~温熱法
②「肩がけのバッグやリュックを愛用している」
②「肩がけのバッグやリュックを愛用している」を選んだあなたは・・・
いつも同じ側の肩にかけていませんか?
いつものクセで、同じ側の肩ばかりに重たいバッグやリュックをかけて長時間歩いていると筋肉疲労が起こり、肩こりの原因になります。
信号のたびに持ち変えるなどの工夫をして、肩の負担をなくしてあげて。歩き方は、肩を後ろに引くように、頭のてっぺんを上から吊られているように歩くのが理想的。
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→~入浴法~シャワー法、~ツボ療法~、~その他~リフレクソロジー
③「パソコンなどデスクワークが多い」
③「パソコンなどデスクワークが多い」を選んだあなたは・・・
パソコンを使うときの姿勢に気をつけて
連続して長時間パソコンを使っていると、だんだん顔も体も首も前方に傾いてきます。姿勢を正すように心がけて。オフィスの机と椅子の高さや、パソコンの位置なども要チェック!
目の疲れから肩こりが起きることも多いので、ときどき体を動かしたり、目を休めたりしましょう。
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④「猫背になりやすい」「なで肩で胸が大きい」
④「猫背になりやすい」「なで肩で胸が大きい」を選んだあなたは・・・
姿勢や体型が肩こりの原因
猫背の人は、首を前に出すような姿勢が背中や肩の筋肉を常に緊張させています。
また、なで肩で胸が大きい人もご注意を。なで肩の人は肋骨と鎖骨の間が狭いため、この間の血管や神経が圧迫されていて、さらに胸の荷重がそのまま肩にかかるために、肩こりになりやすいのです。
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⑤「言いたいことをグッと飲み込んでしまう」「精神的ストレスが多い」
⑤「言いたいことをグッと飲み込んでしまう」「精神的ストレスが多い」を選んだあなたは・・・
自分なりのストレス解消法を見つけて
仕事が忙しすぎたり、人間関係がきゅうくつだったり、私たちを取りまく環境はストレスだらけ。ストレスが絶えず肩を緊張させ、肩こりの原因になっていることも多いのです。
エステやプールに行ったり、温泉に行ったりと、ときどき非日常の空間に身を置いてみてはいかが?
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⑥「最近、2~3キロ太った」
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きついブラジャーを身につけていませんか?
体重が3キロ増えると下着や洋服は少々きつくなります。でも、すべて買い換えるほどではないし「3キロなんてすぐに戻るわ」と甘く見て、きつくなった下着をそのまま着用してしまいがち。サイズが合わない下着を使用していると血液循環が悪くなります。
きついブラジャーが肩こりの原因になっているかもしれません。サイズの合ったブラジャーを身につけましょう。
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⑦「合わない靴をはいている」「5センチ以上のヒール靴をはいている」
⑦「合わない靴をはいている」「5センチ以上のヒール靴をはいている」を選んだあなたは・・・
歩きやすい靴を履くように心がけて
デザインが素敵だからといって、自分の足のサイズや形に合わない靴や、5センチ以上の高いヒールをいつも履いていると体のバランスが悪くなり、足や腰を痛めるだけでなく、肩こりを引き起こす原因になることがあります。
歩きやすい靴を履くように心がけて。
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⑧「暴飲暴食をすることがよくある」
⑧「暴飲暴食をすることがよくある」を選んだあなたは・・・
内蔵の疲れが肩こりを招いているかも
飲み過ぎ、食べ過ぎも肩こりを誘因することがあります。
どんなことをしたあとで肩がこるのか振り返ってみましょう。「ビールを飲み過ぎた翌日は肩がこる」など、パターンがわかれば予防でき、健康管理のバロメーターにもなります。
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⑨ささいなことでもすぐにカッとなり怒りっぽい
⑨ささいなことでもすぐにカッとなり怒りっぽい
肩こりになりやすい性格があるのを知っていますか?
肩こりの原因は生活習慣だけではありません。他人に対して攻撃的な人は肩に力が入りがちですし、何事にも悲観的でビクビクしているような人も肩が常に緊張しているため、肩こりになりやすいのです。
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⑩「何をやっても肩こりが治まらない」
⑩「何をやっても肩こりが治まらない」を選んだあなたは・・・
病気が潜んでいるのかも
ほとんどの肩こりは、ちょっとした生活上の工夫で治るものですが、内臓など体の異常や病気が原因で肩こりが起こる場合もあります。たとえば頸椎症(首の骨に問題があって起こる)、心臓、肝臓、胃の病気、目や歯の異常、自律神経失調症など……。
何をやっても治らない慢性的な肩こりは、一度病院で診てもらうもらうとよいでしょう。自分の肩こりは何が原因なのか調べてみることが大切です。
肩こり解消法~入浴法~:
血行をよくするだけでなく、身もココロもリラックスできる「バスタイム」の上手な過ごし方を紹介します。
- 半身浴
- 半身浴はみぞおちから下の部分だけお湯につかる方法です。温まるのは下半身のみですが、全身浴と同じくらい血液の循環がよくなります。また、全身浴に比べると心臓への負担が少なく、体がいつまでもじんわりと温まっている感じになりなす。
まず、バスタブに2分の1ぐらい(座ったときのみぞおちの高さぐらい)お湯を張ります。入浴時間は30分~40分。最初の10分間ぐらいは上半身が寒いと感じることがあるので、肩が冷えないようにタオルをかけて。好きな本や雑誌を読みながらじっくりと汗を流して。
肩こりだけでなく、内臓の冷え症や低血圧症にも効果的。
- シャワー法
- シャワーの水流を強めにして、こっていると感じる部分の筋肉に集中的にかけます。シャワーの水圧がほどよい刺激になります。また、体が温かくなったら、お湯と水を交互にかけるのも、血管の収縮がスムーズになるため、血流がアップします。
- アロマバス
精神的な疲れを癒し、ストレス解消にもっとも効果的なのが、精油(エッセンシャルオイル/アロマオイル)を使ったアロマバスです。アロマの心地いい香りは、呼吸や皮膚によって、体に取り込まれ、極上のリラクゼーションが得られます。
全身浴の場合は、湯船に精油を5~6滴、半身浴の場合は2~3滴落とします。肩こりに効く鎮痛作用のある精油は、ラベンダー、カモミール、スイートマージョラム、ユーカリなど。(妊娠中や生理中、病気の方には向かない精油もあります。使用の際にはご注意ください)
血行をよくする市販の入浴剤もあるので「今日は、寒くて冷えたから入浴剤」「今日は、上司ともめてイライラしてるからアロマ」とか、その日の気分や体調によって使い分けてみてはいかが?
肩こり解消法~ツボ療法~:
東洋医学では、肩こりを「気(生命エネルギーの通り道)と血(血液循環)のつかえ」と考えています。
「ツボ療法」で肩こりに効くツボを押してスッキリ解消しましょう!
「イタ気持ちいい」肩こりに効く4つのツボを探そう!
肩こりに効くツボは、風池、方井、風門、合谷。ツボの位置は、下の図を参考にしてください。
肩こり解消法~その他~:
温熱法
肩こりを防ぎ、解消するには、首すじを冷やさない、そして温めるように心がけることが大切です。
温湿布薬のほかにも、ヘアドライヤーの温風を首から肩にかけてあてたり、使い捨てカイロ、温かい蒸しタオル、茹でたコンニャクをタオルで包んで、ホット パックの代わりにしたり、身のまわりにあるものを利用して、首を温める工夫をしてみてください。くれぐれもヤケドに気をつけて。
リフレクソロジー
リフレクソロジーとは、足の裏などにある反射区(ツボ)を刺激することで、血液やリンパの流れをよくし、体の中に溜まった老廃物を取り除いて、筋肉のこりも取るというもの。英国式、ドイツ式、台湾式などがあります。
アロママッサージ
アロママッサージも、もちろん効果抜群。血行をよくする効果のある精油(エッセンシャルオイル/アロマオイル)は、ジュニパー、ローズマリーなど。アロマの香りに包まれながら、エステティシャンの手技による心地いいマッサージが、からだと心の緊張をやさしくほぐしてくれます。
冷え性について:
手足や腰などが極度に冷えてしまう冷え性は、女性に多いと言われます。寒い冬はもちろんのこと、冷え性の人は夏でも冷えてしまいます。
冷えの原因のひとつは、体内で作られる熱=体温が、体中にうまくいきわたらないため。ちょっとした工夫で冷えはずいぶん解消されます。
冷えるポイントは3つ
暑い夏は汗をかいて体の表面から体温を逃し、寒い冬は末梢血管をきゅっと縮めて体温が逃げるのを防いでいます。 ところが、体温を作り出し保温するプロセスにトラブルがあると、体は冷えてしまいます。原因は大きく分けて3つあります。
- 1.熱生産が少ない(筋肉不足、栄養不足)
- 体温を作っているのは主に筋肉。熱生産の60%を筋肉がになっています。だから、運動不足や肥満で筋肉が少ないと、体温そのものが生産されなくなります。
ダイエットや偏食で栄養が不足している場合も、熱が生産されず体温は低くなります。 - 2.熱運搬が悪い(血流不足、血液不足)
- 心臓のポンプ力が弱かったり血がドロドロだと、血流が滞り熱が体のすみずみまで運搬されません。特に手足などの末端には熱が運ばれにくくなります。
また、貧血だと体温を作り出すための酸素が不足するため低体温です。 - 3.体温のコントロールが悪い(自律神経の乱れ)
- 気温の高低にかかわらず人間が体温を36℃前後に保てるのは、自律神経のおかげです。夏に汗をかくのも冬に手足が寒くなるのも、自律神経が体温 (特に体の中心部の体温)を一定に保とうと体をコントロールしているためです。そのため、ホルモンやストレスの影響を受けて自律神経が乱れると、体温調節 ができずに冷えてしまいます。
女性は生理や妊娠、更年期などホルモンの変化が男性に比べて大きいため、自律神経が乱れやすく冷え性になりやすいと言われます。ストレスも自律神経を乱す大きな要因です。
冷え性を改善する生活を
日常生活を改善するだけでも、冷えは楽になります。冷えの原因になる「食」「衣」「運動」「習慣」を見直しましょう。
- 食を改善
- 体温のもとになる食べ物、体を温める食べ物を摂りましょう。
筋肉を作るたんぱく質、体内で糖質に変化してエネルギーのもととなる炭水化物、血行をよくしホルモン分泌を正常にするビタミンE(ナッツ類、うなぎ、青い 魚など)、糖質を燃やすのを助けるビタミンB(豚肉、レバー、いわし、まぐろ、卵、ほうれん草、納豆など)、貧血を解消する鉄分(ひじき、豚レバー、大 豆、マグロなど)、体を温める香辛料などに効果があります。
冷たいものや水分の摂り過ぎは体を冷やします。食べ過ぎで太るのも、冷えにはいけません。 - 着るものに気をつける
- 首や足首、足裏からは熱が逃げやすいので、マフラーや靴下で保護しましょう。おなかを腹巻などで保温しておくと、その分の熱が末端にいきわたって冷えを防ぎます。
ハイヒールやきつい下着など、体を締めつけるものは血行を悪くするので身につけるならなるべく短時間に。 - 運動はダブルの効果
- ウォーキングやストレッチなどの運動は、やったその場で体がポカポカするだけでなく、運動でできた筋肉が熱を作り、温まりやすい体に改善してくれます。まずは腰掛けているときに足首を回すことを始めてみましょう。
- お風呂、エアコン、ストレスのこと
- ・お風呂が冷えにいいのは周知のこと。40℃くらいのぬるめのお湯で半身浴、お湯につかって冷たい水をあびる交互浴、足首から先だけ温める足湯な ど、とにかく体の表面ではなく「血液」を温めるつもりでじっくりつかります。そしてお風呂上りはすぐに靴下をはき、服を着て、末端からの熱の放出を防ぎま す。
- ・エアコンを生活から排除するのは難しいことですが、温度をこまめに調節したり長時間あたらないように注意しましょう。なるべく自然の気温に近づけ、自律神経の体温調節能力を鍛えてください。
- ・家にいても外に出ても、現代人にストレスはつきもの。自律神経はストレスの影響を大きく受けます。リラックスする自分なりの方法を見つけて、ストレスを解消するのも大事なことです。