女性の病気事典 – 慢性関節リウマチ
女性の病気事典:気をつけたい女性の病気・トラブル・症状をピックアップ。少しでも気になる時は、早めに病院を受診するようにしましょう。
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慢性関節リウマチって?
全身の関節に慢性的な炎症や痛み、腫れが起きる全身性の炎症性疾患です。「慢性関節リウマチ」については、はっきりした原因は分かっていませんが、自己免疫に何らかの関係があると考えられています。
【医学事典より】
免疫というのはウイルスや細菌などの敵から身を守る防御機講なのですが、自分の体の一部を攻撃して破壊してしまう、自己免疫疾患という病気があります。膠原病などがその代表です。
「慢性関節リウマチ」は全身の関節に慢性的な炎症や痛み、腫れが起きる全身性の炎症性疾患であり、なおかつ自己免疫疾患です。この病気は骨の先端部分にある滑膜を自らの手で破壊してしまうため、時間がたつと関節が極端に変形してしまいます。
どんな症状?
症状としては、
- だるさ、疲れやすさ、手足のしびれなど(初期段階)
- 手足から全身の関節が徐々に痛み、腫れ、熱などの症状が出て動かしにくくなる
- 皮膚の下にリウマチ結節(ひじ皮下等のしこり)ができ、微熱・貧血などをともなったりすることもある
症状や進行状態は、人によってまちまちで完治は難しいとされていますが、進行に合わせた治療で症状を抑えることができます。薬物の服用や、日常生活上での心身の安静や保温に心がけ、痛みがないときは筋肉の委縮を防ぐために医師の指示にしたがって運動を行うようにします。
【医学事典より】
- だるさ、疲れやすさ、手足のしびれなど(初期段階)
- 手足から全身の関節が徐々に痛み、腫れ、熱などの症状が出て動かしにくくなる
- 朝、起きたときにこわばりがでる
- 皮膚の下にリウマチ結節(ひじ皮下等のしこり)ができ、微熱・貧血などをともなったりすることもある
- 間質性肺炎
- 心膜炎
症状や進行状態は、人によってまちまちで完治は難しいとされていますが、進行に合わせた治療で進行を抑えることができます。抗リウマチ薬、副腎皮質ホルモン薬、免疫抑制薬などの薬物の服用や、日常生活上での心身の安静や保温に心がけ、痛みがないときは筋肉の萎縮を防ぐために医師の指示にしたがって運動を行うようにします。