女性の病気事典 女性の病気事典 – 妊娠中のタンパク尿 女性の病気事典:気をつけたい女性の病気・トラブル・症状をピックアップ。少しでも気になる時は、早めに病院を受診するようにしましょう。 妊娠中のタンパク尿って? 妊娠中のタンパク尿って? 腎臓のフィルター機能にトラブルが生じると、吸収できなくなった血液中のタンパク質が尿中にもれてしまいます。その結果、一定基準量を超えるタンパク質が検出された尿を「タンパク尿」といいます。妊娠中は「タンパク尿」が出やすくなりますが、これは食後や運動後、起立したときなど、とくに病気でなくてもタンパク尿が出る(生理的タンパク尿)ことが多く、その場合はそれほど心配する必要はありません。ただし、タンパク尿の検出が続いた場合は腎臓機能の検査をする必要があります。また、妊娠20週以降、分娩後12週まで高血圧がみられる場合、または高血圧でタンパク尿を伴う場合のいずれかで、かつこれらの症状が単なる妊娠の偶発合併症によるものではないものを「妊娠高血圧腎症(旧:妊娠中毒症)」といいます。きちんと検診をし、胎児の発育を少しでもよい状況にするために、妊娠中の体重管理、食生活の管理、食事療法を行う、安静にするなど生活習慣を見直し、分娩に備えましょう。 監修:医学博士、元東京女子医学教師有楽橋クリニック前院長 林泰女性の病気事典 TOP ページ ➡︎➡︎➡︎ もう少し知りたい時に: 妊娠中の体重管理、妊娠体重計算、体重増加の目安:「赤ちゃんの分まで栄養を採らなくっちゃ♪」「いっぱい食べて、体力をつけなきゃ!」と、食欲のままに食べている妊婦さんは要注意!必要以上に体重の増加は、さまざまな悪影響が出てきてしまいます。妊娠中の体重増加の目安を自動体重計算で確認して管理をしましょう。➡︎ 妊娠中のバランスの良い食生活とは?妊娠中は赤ちゃんのためにも妊婦の体のためにも、特に食生活には気をつけたいもの。 妊娠前期中期後期の時期 別に、食生活のポイントや、特に摂取したい栄養素をご紹介します。➡︎