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女性の病気事典 – 妊娠中の尿失禁「腹圧性尿失禁」

女性の病気事典 妊娠中の尿失禁 腹圧性尿失禁 女性の病気・トラブル 症状

女性の病気事典:気をつけたい女性の病気・トラブル・症状をピックアップ。少しでも気になる時は、早めに病院を受診するようにしましょう。

妊娠中の尿失禁って?

妊娠中の尿失禁って?

妊娠中に起きる尿失禁は「腹圧性尿失禁」といわれるもので、咳やくしゃみ、重い荷物を持ったときなどおなかに力をいれたときに少量の尿が漏れてしまう状態をいいます。これは、おなかが大きくなったために膀胱が圧迫され、尿道を締める力が伝わりにくくなること、膀胱を支える骨盤の筋肉(骨盤底筋)が弱まっていることが原因とされます。

また、出産直後排尿を即する伝達神経がうまく働かなくなり、トイレに間に合わず尿漏れを起こすこともあります。なお、尿失禁にはほかにも原因や症状により、「切迫性尿失禁」「機能性尿失禁」「溢流性尿失禁」などがあります。

どんな症状?

症状としては、

次のように強い腹圧がかかるような動作をしたとき、尿が漏れてしまいます。咳やくしゃみをしたとき・笑ったとき・ランニングやゴルフなどスポーツをしたとき・重い物を持ち上げたとき・坂道や階段を昇り降りしたときや、立ち上がったときなど。妊娠中の尿失禁は一時的なもので、自然に治癒する場合がほとんどですが、年をとってから再発することが多いので注意が必要です。産後すぐ(2~3日後)から、骨盤底の筋肉を意識的に収縮させる「骨盤底筋トレーニング」を行い、産後の尿失禁の予防を心がけましょう。

監修:医学博士、元東京女子医学教師

有楽橋クリニック前院長 林泰

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でも恥ずかしいとそのままにせず、一度泌尿器科か婦人科に相談してみましょう。